2018年02月26日

野城先生

茶髪=不良
パーマ=不良
長髪=不良
そういう時代がありました。

思えば、ある意味、判りやすい時代だった・・・とも言える。

ある程度の年齢になって
体制や見えない敵(??)に反抗、抵抗しようと思ったら
まずは、髪の毛伸ばして染めて。

「ああ、あの人は
反抗しているのだな」

判りやすかった。
判りやすい時代だった。まだわたくしが中学生になりたての頃
先生達は、スカートの丈と、髪の毛に目を光らせていた。

「不良は、いねが〜〜!!。
パーマかけてる奴
スカートの丈伸ばしている奴は、いねが〜〜!!!。」

わたくしは、その頃
ショートカット。

でね、わたくし、天パーなんですよ。

天然パーマって奴。

中学生の頃は、マジでクッリンクリンでね〜〜。

近所のおばちゃんから

「tonchikiちゃんは、いいわねえ。
おばちゃんもtonchikiちゃんみたいに天パーだったら
お金かからなくていいんだけどねえ〜」

って羨まし気に言われてしまう程、クッリンクリンだった。

そんなわたくしを、先生が見逃すはずがない。

中学1年生。

担任の野城先生から、放課後ちょっと職員室に来なさいって言われた時は
「なんだろうなあ
なんの用だろう??」って
すっごくドキドキした。

その頃「職員室」ってのは
特別の場所。
そうそう簡単には入れない所だったから。

「失礼します」って
ドアを開けると
先生たちがわたくしの方をちらりと見て
益々ドキドキ。

野城先生の机は職員室の真ん中あたりにあって
「・・・先生、なんですか。」
って、緊張しながら言うと

先生は、「おう、tonchiki君か。」と言って
わたくしの方を向いた。

「・・・先生な、怒らないから
正直に言って欲しいんだけどな。」

「・・・はい。」

「・・・tonchiki君は、パーマをかけていますか?」

????
何を言われているか理解できなくて
黙ってしまった、わたくし。

「・・・パーマ・・・美容院に行った??」

「・・・行ってません。」

「ふん。・・・じゃあ、いつも髪の毛はどうしているの?」

「母が切ります。」

「そう。
じゃ、パーマかけていないんだね。」

「・・・QPって。」

「え?」

「おかーさんが、髪の毛切ってくれる前にシャンプーする時
tonchikiは天パーでくりくりだから
QPカットだねって言います。」

「・・・あっはっはっはっはっは!!!
そうか、QPカットか。
そうか〜。

判った。
もういいよ。
気を付けて帰りなさい。」

「・・・失礼します。」

その後
他の先生が「あれは、ちょっと問題なんじゃ?」と言った時も
野城先生が全て説得してくれたって
中学を卒業する時に、知った。

わたくしってば、先生に恵まれていたんだなあって思う。
団体生活とか
規則とか
規則の意味とか
そういう事の前に
きちんと話を聞いてくれる大人が、先生が、傍にいてくれた。

そして野城先生

中学2年生の夏休み
実は、わたくし
初めての美容院で、パーマかけちゃってたって事は
秘密。

秘密にしておきます。


posted by tonnchikikazoo at 17:39| Comment(0) | ぶつぶつ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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