2016年05月25日

万能ではないわたくしが

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阪神大震災の時
わたくしは働いていて

三宮ビブレに直営店があって。

自分に直接という被害はなかったのだけれど

仕入先で
「なんとか大丈夫でした」
ってところでも

「今月の請求はできないから
お宅の伝票で支払いをお願いできませんか」とか

「もう、無理なんで
商売をやめます」ってところとか。

 電話の先で
 男泣きしてその声を噛み殺して。

1ヶ月経ち
3ヶ月経ち
半年が過ぎるころ
世の中では
あ、そうだよねえ
今年はそういう大きなことがあったよねえ〜〜・・・なんてさ

「当事者」であることの理不尽さに
どこに怒りをぶつければいいのか
解らない
そんな人が大勢
暮らしていた。

そうして
随分時間が経って

震災とは違うんだけれど

介護の日々の中で

同じようにしんどさを抱えながら
暮らしている人に何人も会った。

そうして
わたくしは

「当事者にならないと
わからないのかなあ」

って思うことが
沢山あった。

親戚だって
兄弟だって

同じ屋根の下に住んでいたって

人の心に沿うなんて
簡単なことじゃない。

どこかで聞いたような言葉で
「わかります」なんて
言われると
正直腹がたつことさえあったし

腹が立つ自分に疲れた。

話しながら
自分の言葉に酔っぱらう人

時間が経って
「美化される」自分や周りのことを
滔々と話される違和感。


沢山の言葉

届くのは
わずか。


それでも
わたくしには
届いたわずかな言葉があったことを
今も感謝している。

あれは
奇跡だったのかもしれない。



万能ではないわたくしが
万能茶を飲む。

どうぞ
今日一日が
貴方にもわたくしにも

穏やかな一日でありますように。

健やかな日常が
そこにありますように。


結局
祈ることしかできないけれど。



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ラベル:熊本 九州 介護
posted by tonnchikikazoo at 16:06 | TrackBack(0) | 王国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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